自動車保険には自賠責保険と任意保険があるそうですが、どのような違いがあるのですか?自動車事故による損害は自賠責保険でてん補されるのに、それに加えて任意保険が存在するのはなぜですか。

自賠責保険と任意保険の違いは、自賠責保険は自賠法により保険契約の締結が法律上強制されているものであるのに対し、任意保険は、文字どおり、保険を付けるか否か当事者の自由に任されている保険だということです。
自賠責保険は、交通事故によって生じた損害をてん補するとはいっても、人身事故による損害を対象としたものなので(自賠法3条、11条等)、対物事故によって生じた損害についてはカバーしてくれません。また、人身事故の場合であっても、保険金額に支払限度が定められているため(自賠法施行令2条)、必ずしも損害のすべてを賄ってくれるとは限りません。さらに自賠責保険は、運行供用者がその車の運行によって他人に与えた損害をてん補するものですから(自賠法3条)、自損事故については適用がありません。
このように、自賠責保険がカバーしてくれる損害には限界があるため、その及ばない部分を補完するために、任意保険が存在するのです(人身事故については自賠責保険と任意保険が併存することになりますが、両者の関係は、自賠責保険がまず基本であり、それで足りない部分を任意保険が担当するので、任意保険は自賠責保険の上乗せとして機能します。) 
なお、任意保険にはさまざまな種類があり、カバーする損害の中身も商品ごと、保険会社ごとに違っているので、内容をよく確認するようにしてください。    

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